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齋藤健一の人生応援ブログ💙

私の仕事歴⑦

 で、次に、思い切って営業方面の仕事をしてみようと思いました。で、何の求人誌だか、何のネット上の情報で探し当てたのか忘れましたが、りんごジュースの訪問販売の仕事を見つけたので、電話しました。

 

 そうしたら、この仕事はマジで精神的に疲れ果てるみたいなことを言われました。で、中途半端な覚悟だったら無理だから止めた方が良いみたいに言われたと思う。まあ、いきなり、アポなしで各家庭や各職場に押しかけて、りんごジュース買ってくださいみたいに営業するので、その人の言う通り、私が出来る仕事ではなかった。

 まあ、営業中の理容院とか、個人経営の店とかも含まれるらしい。やらなくて良かった。俺には無理ッス。だから、その時、その発想をしたとしても、それが後々まで正しいかどうかは、その時の本人にも、実はちゃんと分かっていないというパターンがあるのです。

 

 まあ、あとは、豆腐をリヤカーに乗せて街中に行って売る仕事みたいなのにも電話してみましたが、やはり同様の理由で断られました。つーか、それは面接まで行ったのかな。でも、君は向いていないから止めた方が良い、みたいに説得されたのかな。まあ、妥当ですね。つーか、焦っていて、尚且つ、自分自身のことについて、自分自身でよく理解していない本人というのは、傍から見ても混乱しているように見えるだろうなあ。

 

 でも、なんか、その時の私は、営業方面に固執してしまっていました。で、今から思えば馬鹿げた決断ですが、フレッツ光の訪問営業の仕事に応募してしまいました。で、なぜかこっちは合格してしまいました。これは正社員でも何でもなく、単なるアルバイトみたいな立ち位置ですね。

 

 つっても、勤務地は東京なのです。で、朝の八時頃には開始だったかな?なので、めっちゃ朝早く起きねばならなかった。で、仕事終わりは、オフィスには帰らずに、そのまま終わった現場からそれぞれの家に帰るという形でした。大体、午後八時とかですね。で、それから三時間位かけて帰宅。で、その後、短時間睡眠、で、朝早く家を出るという、なんでこんな苦行を自ら選択したのか、今の私からすれば理解に苦しむ選択を、当時の私はしてしまったのでした。

 

 普通に考えて、通勤時間の短い地元で仕事すればいいのに。はあ。

 

 つーか、マジでアホだよな。なんで、あんな東京なんかまで行って、そんな、本来しなくて良い苦労をしたのだろうか?ああ、そうそう、その理由は、その仕事が、まあ、最低保証給はあったが、件数を獲得すればするほど、給与がアップしていく仕組みだったからだ。それに夢を見て、応募したのだった。

 

 つーか、ネタばれ言いますけど、一件も獲得できずに終了しました。Ω\ζ°)チーン。無理ッス。

 

 まあ、初日から二日目位までは研修でした。まあ、研修といっても、パッと冴えないおっさんが、ADSLと光ファイバーの違いについて説明したり、まあ、そんな感じでした。あと、そのおっさんに付いて行き、実際にアポなし訪問の様子を後ろから見学するとか。まあ、ADSLの客を探して、光ファイバーに切り替えてもらえるように説得するという仕事内容だから。

 

 まあ、特典も用意してあるんだけど、ハッキリ言って、しょぼい。他の会社で契約した方がお得なんだよなあ。だから、客がホイホイと向こうから寄って来るような内容じゃないんだよ。それに、普通に考えて、ADSL使用中の客が光ファイバーに切り替えたいと思ったら、ネットで調べて申し込むとか、家電量販店で申し込みしますよね。なんでわざわざ訪問販売の怪しい業者経由で申し込むのか?

 

 まあ、でも、なんか表彰されるような素晴らしい成績を収めた人もいましたが。つーか、どんなやり方しているんだ?つーか、普通に考えて、そいつのやり方をビデオに収めて、それを各営業員に見せた方が手っ取り早いのではないか?と思ったけどさ。

 

 まあ、なんか、俺の担当の人と一緒に最初は回りました。なので、三日目からですかね。三日目だけだったか、或いは四日目もだったか忘れましたが、まあ、一日か二日だけですね、一緒に回ったのは。

 

 まあ、東京の、たしか世田谷区でしたかね。で、各家庭を、ピンポーンと呼び鈴を押して回りました。つーか、普通に他の競合他社も沢山チラシを郵便受けに入れまくっていたからな。

 

 つーか、普通に考えて、99%の人にとっては、不要じゃん。残りの1%の人にとっても、仮にADSLから光ファイバーに申し込むとしても、普通に自分で調べて申し込むじゃん。

 

 そんな怪しい訪問販売の業者経由でなんて、普通に考えたら申し込まねーじゃん。でも、こう考えたら、あのバンバン成績上げていた人というのは、まさしくこの仕事が天職だったのだろうなあ。まあ、今はもう、この仕事はしていないだろう。今時、ADSLをまだ契約中の人なんてごく僅かだろうからな。でも、あの人はきっと、他業種の営業に就いて、好成績を今でも上げているに違いない。

 

 で、ある時なんて、夜勤で疲れて昼間寝ているような人の家を訪問してしまい、説明したら、「そんな下らないことで一々鳴らすな!」と怒鳴られました。まあ、当然ですね。だって、本来、この仕事は、世の中に不要なのですから。

 

 なんか、ブルシットジョブという、本来は不要な仕事について記述した本がけっこう話題になったという。世の中には、その仕事は不要なのに、そこに存在して、ある程度の給与を受け取っている、或いは必要な仕事の労働者の何倍もの給与を受け取っている奴等がいるらしい。まあ、そいつらも不要なのですが、私がやったこの仕事も、間違いなく世の中に不要であり、逆に害悪でさえありますね。だって、夜勤で日中に就寝中の人や、昼寝中や、折角の休みで何か自宅でしている人の貴重な時間を、こんな、本来不要な糞みたいなことで取らせるのですから。害悪とさえ言えます。

 まあ、一応、根が真面目なので、サボることもせず、ちゃんと真面目に、朝、出発する前に訪問すべき地区は、ちゃんと訪問していました。でも、結局、約二週間やりましたが、一件も獲得できなかった。

 

 つーか、無理っす。無理。昔、NHKの番組で、書籍の、まあ、辞書だと思いますが、そんな不要な物を訪問販売する仕事に、私よりも百倍大人しそうな見た目の人が就いており、で、全然成績が上がらずに、辞めてから、ずっと何十年も引きこもりになってしまった、という人が映っていました。その人は最終的に市の支援員の助けの手も払い除けて、自宅で餓死だか衰弱死したらしい。

 

 まあ、だから、その人も、本来、その人にとっては、てんで適性のない分野の仕事に就いたから成績が上がらなかっただけなのに、それを自分自身の努力不足だと勝手に断定してしまい、自分は何てダメな奴なんだと酷く落ち込んで、それで仕事を辞めて、そのまま引きこもり生活スタートですよ。

 

 つーか、無理だから、あんなの。世の中に存在する仕事の中で、最難関クラスの仕事だから。絶対にバスの運転士とかの方が楽だから。無理っす。だから、そんな、突然のアポなし突撃訪問で全然売り上げが上がらなかったからといって、落ち込むことはないのだ。その人は、そんな糞仕事辞めて、工場作業員とかやってりゃよかったのにさ。

 

 まあ、俺が辞めると言った時は、ああ、はい、分かりました、みたいな感じで、まあ、普通に受け入れられました。まあ、コイツをこのままやらしておいても、給料泥棒のままだろうから、早めに切っておこうと思ったのだろう。

 

 マジで無理だから。つーか、マジで一件も獲得出来ないまま終了したので、完全なる給料泥棒だったから。一応、働いた分は給料貰えたけどさ。一件も獲得出来なかったけど。でも、傍から見れば、完全なる給与泥棒ですね。

 

 無理です、俺には営業職は。人気ユーチューバーのラファエルは、ユーチューブで人気が出る前までは、営業職をやって、めっちゃ成績を上げていたらしい。が、俺には無理です。俺はこういう風に、黙々とネットでサイトを作っている方が性に合っている。誰かと競合するという類の仕事は、マジで嫌い。だから、他社及び他者と競い合わずに済む、誰も新規参入してこない、この仕事に熱を入れているのだ。

 

 だから、営業をやるつもりならば、一生懸命にやってみて、たとえダメだったとしても、落ち込むことはない。営業っつーのは、マジで人を選ぶからな。駄目だったら、それは単に営業方面の才能が無かったというだけで、別に人として駄目という訳ではないからな。勘違いしないように。