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齋藤健一の人生応援ブログ💙

私の仕事歴⑮

 さて、前述の交通誘導員を辞めた後、また、どうしたらいいのか・・・と悩みました。この時、既に35歳なのでした。つーか、本音としては、サイト制作に専念したいの。誰かが一年につき三百万円位くれて、どこかのアパートを借りて、そこで悠々自適にサイトを作りたかったの。

 

 でも、そんな身分じゃないので、じゃあ、しょーがないので、働かねばならない。かといって、正社員だと、休日に常にサイトを作り続けている身としては、荷が重い。故に、また非正規で探しました。

 

 で、ハローワークのパソコンで検索して、まあ、日給は最低賃金×労働時間レベルの薄給でしたが、まあ、これなら出来るだろう、ということで、遺跡発掘のバイトに応募しました。

 

 で、面接に行きました。つーか、事務所とかないので、単に社長の車の中に乗り込んで、面接しました。まあ、社長といっても、随分と高齢ですが。この時点で既に80代でした。まあ、年齢は後から知ったのですが。いや、90代なのかな。とにかく、そこら辺の年齢です。

 

 で、採用されました。まあ、そんな、採用っつっても、別に福利厚生がしっかりした職業じゃないし。たったの一日で、「こりゃ、自分には合わないわ」と言って、気軽に辞める人もけっこういるような、そんな仕事なのです。だから、別に警察官採用試験みたいに、何重もの試験で真剣に資質を見極めるとか、そんなことは一切ないのでした。

 で、合格したけど、合格した後、実際に職場で働き出すまでは、まだ若干間があった。なので、社長曰く、別に他の仕事に、この間に応募して、そっちが受かったら、そっちに行っていいよ、みたいに言ったので、俺は別の仕事にも応募してみた。

 

 まあ、とある求人の日当が良かったので、近くの工事現場に行き、補修だか修理だかの仕事の会社に面接してもらった。けど、やっぱそこは合わないな、と思って、面接終了から十分後位に電話して、「あ、さっき面接してもらった齋藤と申しますが、やっぱり辞退します」と伝えて、辞めました。つーか、あの恥ずかしい経歴の履歴書は、その人に渡したままなので、まあ、恥ずかしい。ちゃんと捨ててくれていればいいが。不要だから捨てただろうけどさ。

 

 つーか、マジであの履歴書って、どーにかならねーのかよ。マじで書けねーよ、書ききれねーよ、俺の下らない職歴全部なんて。そもそも、恥ずかしいけーれきばっかりで、書きたくねーよ。つーか、あんなの、そもそも嘘でも誇張でも書き放題じゃん。十年前の職場とか、どーせ電話して確認なんてする訳ねーんだから。それに、十年前の職場に電話したって、その職場だって、俺のことなんてもう覚えてねーよ。だから、嘘八百書き放題じゃん。マジで意味あんのか?

 

 で、期日が来る前までに、作業現場は遠くなので、そこに行くには車が必須なのです。で、他人の車に乗せてもらうというパターンもありましたよ。その場合、俺を乗せた人に対して、会社から一日あたり四百円位支払われるらしい。だけど、嫌じゃん。そんな、泥だらけで、汗だらけのTシャツとか、他人の車に乗せるのは。たとえビニール袋の中にしまったとしてもだ。だから、自分の車を購入することにしました。

 

 まあ、購入資金は母親が出してくれました。恥ずかしいのですが、金が無いんだからしょうがない。背に腹は代えられないのです。で、車検込みで24万円のスバルの軽自動車のR2を買いました。まあ、そんな低価格過ぎる中古車なので、購入後、修理費用に50万円位掛かった印象ですが。まさに(安物買いの銭失い)を体現したような車ですね。

 

 で、まあ、仕事場まで車で55分位かかりました。これは、まあ、その後、複数の現場に行ったので、その度に車での通勤時間は増減しました。けっこう色々な箇所に行きました。まあ、全て神奈川県内の現場ですが。

 

 で、日当は、初めは7500円で、半年位したら、200円アップして、7700円になりました。でも、その後、四年位勤務していますが、一向にアップしないけどな。しょうがないか。つーか、一番下なので、そもそも、上の派遣先の所から、大して報酬なんて頂いていないだろうからな。まあ、これは、除染の仕事の構造と同じですね。まあ、除染の構造みたいに五次とか六次下請けとかは存在しませんが。

 

 まあ、給与というのは、努力とか頑張りとか云々以前に、どの業界に勤めるかにより、ほぼ決定するらしい。つまり、ガソリンスタンドの店員みたいな薄給の仕事をいくら頑張っても、死ぬ程頑張っても、ゴールドマンサックスみたいな金融系の世界の奴等の所得には遠く及ばないということです。つまり、思いっきり金儲けしたいのならば、そもそもの大前提として、業界選びが最重要ということです。

 

 まあ、その点、この遺跡発掘の仕事というのは、都道府県庁から各都道府県の遺跡発掘財団に毎年税金が投入されて、そこから下請けの企業に金が流れるという仕組みなので、そもそも、大金を稼ぐとかいう業界ではない。だって、ビジネスじゃないから。介護業界も、新たに何かを生み出している訳ではないからな。まあ、そういう訳で、まあ、日当7700円も、妥当かな、と思います。

 まあ、でも、有給休暇なんだけど、同業他社なら、申請用紙を提出すれば、既定の日数まで有給が取得できるらしい。しかし、うちの企業は、一々、事前に社長に電話して取得するという方式なので、申請し辛い。つーか、昔の現場で、しきりに有給について社長に、皆がいる前で質問していた高齢者が、なんかクビになったっぽいので、そんな有給如きでクビにはなりたくはないので、まあ、取るとしても、一年に一回、使うかどうか、という程度でしか、有給休暇は使用してはいません。つーか、そもそも心理的なハードルが高過ぎて取得出来ねーよ。

 

 まあ、あとは、厚生年金とかもねーよ。あと、健康保険も自分で加入するんだよ。あと、ボーナスとかもねーよ。マジで。だから、単なるバイトですよ。勿論、退職金とかもねーよ。まあ、雇用保険は加入していますが。なので、この仕事を辞めたら、一応、失業給付は貰える。まあ、申請してから三か月待機後、雀の涙程度の金額しか貰えないけど。それも三カ月間だけ。マジでフランスの失業給付制度が羨ましいぜ。フランスだったら、一年働けば、そこから一年間は働いていた時の八割の金が失業給付で貰えるらしいからな。マジで日本の失業給付ってしけてるよな。


 

 ああ、早くサイトを完成させたい。そうすれば、サイト一本で稼いでいくことが可能になるのになあ。はあ。

 

 で、肝心の仕事内容は、まあ、皆さんの周辺でも遺跡発掘現場があるかと思いますが、まあ、土を慎重に掘る仕事ですね。あと現場のシート掛けとかもあります。けっこう、土が入った重たい土嚢袋を大量にシートの四隅に設置しなきゃならないので、大変なんだ。あと服装も汚くなるしな。泥で汚れるしな。あと、真夏は炎天下で猛暑で、マジでキツいからな。オフィスワークの人なら、たまに外出する時だけ暑い思いをするだけだが、この仕事は、常に太陽の光が照り返る剥き出しの土の上での作業だからな。

 

 もう今年は猛暑の時期は過ぎ去ったようだが。でも、まだ九月四日なので、また猛暑日が再来するかもしれない。なので、俺は、ポカリスウェットの1リットル用の粉を、2リットル用の水筒に入れ、満タンまで水で薄める。それで午前中の作業で半分位まで減るので、午後の為に事務所の水道水を入れてまた2リットル近くまで増やして、それをまた現場に持参して、それでも仕事終わりにはけっこう少なくなっている、という位には、水分補給しまくっていました。その位、ただそこに立っているだけで、汗が滲み出て来るのです。

 

 まあ、他の高齢者の作業員とかは、現場で吐いたり、体調不良で午前中の途中で帰宅したりしていました。まあ、俺はそこまではなかったが。ただ、猛烈に暑かった。なので、冷房の効いたオフィスとか工場内作業とかで暑いとかほざいている人達は、マジで、リアル屋外で作業している連中よりも、遥かにマシだということに、いい加減に気付いてください。

 

 で、作業員は、まあ、殆どが高齢者ですね。定年退職後の人ですね。俺とか、四十代位の人とかもいますが。まあ、大体分かるでしょ。定年退職後に、あんまり資金的な余裕のない人が働きに来ていたり、或いは、俺みたいに、あんまり社会のレールに乗れていない人とかが働きに来ていたりする仕事ですね。まあ、中には七十代の人もいるからね。流石に八十代の人はいませんが。でも、前の現場にはいたかなあ。ギリギリ80歳位の人が。でも、その人は年の割に元気だったから働けていただけだよな。普通の80歳は、やっぱり危険だから無理だな。

 

 つーか、現場は穴を掘りまくっているので、そこを木の板で覆って保護したりしていますが、まあ、不用意にシートが掛かっている場所に、シートの上を歩く形で進入すると、ズボッと落ちるからな。それも、骨折するような深さ、1m位ある大きな穴もあるからな。だから、シートをめくる時は、必ず足元のシートを剥がして地面を確認してから、そこを歩いていけ、と言われています。

 

 まあ、あと、仕事内容は、土器とか、黒曜石とか、あと陶器とか探す仕事ですね。あと、昔の人が掘った部分のみ掘って、それ以外の部分は掘らないという慎重な作業となります。まあ、黒曜石と書いたけど、別に貴重な宝石とかじゃなくて、出る場所からはゴロゴロと大量に出て来る、コーヒーゼリーみたいな見た目の塊みたいなものです。だから、盗んでも価値はありません。

 

 まあ、という訳で、今、その仕事中ですけど。でも、多分、来年の前半中には辞めると思うけど。でも、どうなるか分からない。とにかくね、今、こうして文章書いている通り、私はサイト制作が最優先なのです。だから、サイト制作に専念可能な時期が来たら、サイト制作に専念します。

 

 別に、この遺跡発掘の仕事は、好きという訳ではなく、俺でも出来るからしているのです。難しいのは調査員、所謂先生の方です。まあ、単なる作業員の仕事は、少し覚えれば簡単ですからね。なにせ、定年退職後の人達でも十分にこなせる仕事ですから。ここを掘ってと言われたら、そこを掘るべき部分のみ掘るだけです。昔の人が掘った部分の土と、昔の人が掘っていない部分の土は、微妙に違いますからね。

 

 まあ、これ以外の今迄の仕事は、一番長く勤務したのは、まあ、全ての期間を合算すれば海岸清掃の仕事です。多分、およそ二年位ですね。でも、途切れずに続けた期間としては、二十歳の頃に働いていた木材加工工場の1年1ヶ月ですかね。それらに比べたら、今やっているこの遺跡発掘の仕事は、今の段階で4年と半年位続けているので、まあ、我ながら凄いと思います。

 

 つーか、この仕事始めてから、マジでサイト制作に注力しているので、他のどうでもいいことに気を紛らわせたくはないのだ。だから、この仕事は、毎月16日が作業員は休みとか、雨天中止の日が頻繁に発生するとかあるので、サイト制作に注力している身としては、都合が良いのだ。

 

 う~ん、だから、やり続けていられたのですね。まあ、交通誘導員時代みたいに、あんなDQNもいないしな。普通に仕事出来るしな。

 

 まあ、こんな、経歴です。四十近くになっているけど、まともな職歴が無いっすね。まあ、ずっと引籠りよりかは立派な経歴ではあるけれど。

 

 まあ、もう吹っ切れて、どーせ社会のレールから完璧に逸脱及び脱線しちゃっているんだから、今から挽回なんて出来ないんだから、だったら、思いっきり、己の性質に合った道を邁進してやる!つー気持ちで、サイト制作に勤しんでいます。

 

 まあ、こんな糞みたいな経歴です。けど、俺の真の目的はサイトを完成させることだから、別にいいの。そんなに気にしないもん!