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手紙〔犯罪者〕

 犯罪者というのは、冤罪を除き、刑法に違反した者達だな。

 

 まあ、知らない間に自分の知らない法律違反を犯してしまうパターンもあるなれど、大抵は知っていただろうに、それが犯罪だということを。

 

 だから同情の余地はあまりない。

 

 

 犯罪者は損しかないんだよな。だって結局警察に逮捕されて刑務所送りになるのだからな。

 

 刑務所に服役したら、今、俺がタイピングしているような自由もない。気持ち悪い赤の他人共との共同生活が待っている。しかも密集してのな。

 

 

 死後には、生前に犯した全ての罪の償いをせねばならない。

 

 必ずその責任は取らされるのだ。例えば誰にもバレていない殺人事件も、犯人はお前だということは霊界の者にはバレているからな。勿論、神様にもな。

 

 

 ウィックランド博士の【迷える霊との対話】という書物の中の話でも、霊媒であるウィックランド博士の妻に憑依した悪党の霊との対話の話が載っているが、やはり死後にも逃げ続けることは不可能だ。

 

 必ず生前の罪の償いはさせられるのだ。それがまたキツいんだよな。勿論、犯した罪によるが。

 

 

 てかよ、来世、キツいぞ。

 

 今回の人生で犯した罪は、死後に全て償われる訳ではない。きっちりと来世に生まれ変わった時に、今回の人生でお前が被害者にしたのと同様の罰が生まれ変わったお前に対して行われるのだ。

 

 だから損しかない。

 

 

 カルマの法則について学習した方が良い。

 

 必ず帰って来るからな、カルマは。

 

 

 何か犯罪行為をしたいという発想が思い浮かんだ時、〔そんなことはしてはならない〕という心の内なる声が聞こえた筈だ。

 

 だが犯罪者は実行しちまうんだよなあ、その心の声を無視して。

 

 

 秋葉原無差別殺傷事件を起こした加藤智大も、中型トラックで最初の段階で突っ込もうとしたが、躊躇したんだよな。

 

 結局、もう一周グルッと回って、突っ込んだが。秋葉原の歩行者天国にね。

 

 その最初の躊躇した段階で、やはり止めたと思い止まって帰宅すれば良かったのに。んでレンタカーで借りていたその中型トラックもそのまま返却しておけば良かったのに。そうすれば今頃、まだシャバにいられたのにな。

 

 まあ、もう死刑が執行されて死にましたが。だが今でも加藤智大の霊はどこかに存在している。

 

 

 多くは金目的で犯行に及ぶ。

 

 確かに金は魅力的だよな。だが金がなくても生きられるんだよな。基本的な部分を賄う金さえあれば。

 

 犯罪者共が欲しがる金というのは、BMWが欲しいとか、ロレックスが欲しいとか、そういう〔ただ単に生きていく上では一切不要な支出〕に対する欲望なんだよな。

 

 だってBMWじゃなくても、軽自動車でも十分だしな。でも軽自動車だと見栄を張れないから、BMWが欲しいとなるんだよな。

 

 

 犯罪のカルマは必ず跳ね返ってくる。

 

 だから損しかない。これは霊的な事実だ。霊的知識に基づく事実だ。

 

 

 マジで使い捨てにされるからな、闇バイトなんて。

 

 考えてもみろ。なんで赤の他人のお前なんかに、事前の取り決め通りにきっちりと報酬を分け与えねばならないんだ?する訳ないだろ。

 

 だってお前は馬鹿なんだから。犯罪者がそんな義理や人情に篤い訳ないだろう。

 

 

 トカゲの尻尾切みたいに、いざ捕まりそうになれば、お前ら下っ端の犯罪者だけが逮捕される仕組みを構築した上で、お前に犯罪の指示を出しているんだからな。

 

 だって振り込め詐欺で捕まるのなんて、毎回、下っ端の奴等だけじゃん。

 

 

 服役している期間なんて無駄なんだよな。

 

 懲役刑なんて喰らったら、たたでさえ短い人生の期間が、もっと短縮されちゃうよ。

 

 あくまでも自由に生きられる期間のことね。

 

 

 しかも出所後なんて、雇ってくれる企業なんてほぼ無いだろうなあ。

 

 あったとしても、劣悪な条件下の仕事しかないだろうなあ。

 

 

 そもそも他人から金を奪ってはならない。

 

 自力でどうにかせねばならない。

 

 とにかく悪い奴等には近付くなよ。悪い奴等の影響で悪の道に引きずり込まれるパターンがあまりにも多いからな。

 

 人間は他人から多大なる影響を受ける生き物だ。だから他人の発する悪のオーラには近付いてはならないよ。