清くんはむしゃくしゃする出来事がありました。
毎日、憂鬱でした。
人生が上手くいっていないと強く感じていました。
そんな時、知り合いから「これを飲めば気分が晴れるよ」と勧められて、とある錠剤を渡されました。
それは無料でした。
清くんは怪しく思いましたが、試しにその錠剤を飲んでみることにしました。
飲み込んで暫くすると、なんだか頭がぼわぁ~としだしました。
そして、気付いてみると、狂っていました。
だが、その狂い具合が、病みつきになってしまいました。
清くんは、その錠剤を強く求めるようになりました。
その知り合いに尋ねると、「この前は試供品だったので無料だったが、これからは一錠3000円で渡すから」と言われました。
清くんはどうしてもその錠剤を欲しかったのですが、金欠でした。
そんな時、SNSで、たった一日で10万円も稼げるというバイトを発見しました。
所謂〔闇バイト〕という犯罪でした。
しかし清くんはどうしてもヤクが欲しかったので、警察に逮捕されるリスクは承知しつつも、薬欲しさに闇バイトに応募しました。
個人情報も家族の居場所も全ての情報を雇い主[犯罪組織]に握られて、もう逃げられません。
清くんは錠剤を買う金欲しさに、とある人の個人宅に侵入し、家主を撲殺し、ロレックス等の金品を十数点強奪し、逃走しました。
しかし防犯カメラだらけの街中だったので、直ぐに逮捕されました。
裁判の結果、清くんは無期懲役となりました。
まだ二十歳だったのにね。
薬は身を亡ぼすが、それ以上に人生もボロボロにするという、良い教訓です。
良くはないか、アハハ('ω')
人生終了