【パチンコ編⑨】パチンコ・パチスロを遊ぶ上での心得☆

　パチンコやパチスロは、単純に面白い。まあ、勿論、人の好みはそれぞれなので、パチンコやパチスロを全く面白くはないと感じる感性の人も大勢いるだろう。

　だが、全国にパチ屋が沢山あり、毎日、大勢がパチンコやパチスロをしているのを見ると、やはりパチンコやパチスロを好む感性の人は、日本国内には大勢いるということだ。

　勿論、節度を持って遊べば、それでいいんだ。パラグライダーが趣味の人とか、スケボーが趣味の人とか、釣りが趣味の人とか、バイオリンが趣味の人とか、多種多様な趣味がある。でも、何事も、自分の余裕の範囲内の財力を超えてのめり込むと、それは害となる。ましてや、借金して迄パラグライダーをするような人がいたら、みんな、その人のことを【馬鹿】だと思うだろう。

　う～ん、でも、パチンコやパチスロの場合、容易にパチンコやパチスロが原因で借金してしまうんだよなあ。そして、世間的には、それがさして問題視されていない。

　だってさ、現代社会って、借金の用途なんて一々訊かずに、ポンと、サラ金会社も、クレジットカード会社も、銀行ローンも、それなりの大金を一度に機械で自動的に貸してくれるんだからな。

　江戸時代なら、博打に使うから金を貸してくれなんて金貸しに言ったら、多分、返ってこないと思われるから、金を貸してくれなかったと思う。

　だが現代は、人と話さずとも、何も使途を訊かれずに、大金が簡単に借りられるのだ。おかしいよな、これ。

　だって、サラ金の無人くんとか、コンビニのＡＴＭで、簡単にサラ金でも銀行ローンでも借りられるんだからな。勿論、クレカのリボ払いのキャッシングでもさ。一括で返済できる金額ならキャッシングで五万円とか借りてもいいけどさ。でも、五万円を一括で返済可能な立場ならば、そもそも五万円を借りないよね？という話ですよ奥さん。矛盾しているんですよ。

　だから、現代は江戸時代よりも更に自制心が大事になっているのだ。だって人の判断を仰がずとも、自動的に過剰な与信枠を与えられてしまうんだからな。

　2024年5月時点で俺は42歳と半年だが、俺が20～21歳の頃なんて、岐阜県の可児市に住んでいたが、金欠に陥り、市役所前の雑居ビルの中のサラ金企業のアイフルの無人契約機に行ったら、なんか簡単に金を借りられたよ。

　んで、ちょっと返済し続けたら、直ぐに与信枠が50万円から100万円に一気に自動的に上がった。人間と喋らず、書類も提出せず、自動的に無人の金が出て来る機械の画面経由で、一気に50万円も上がった。俺の年収は全く上がっておらず、しかも毎月色々引かれる前の額面が175000円で、夏と冬のボーナスを合わせても、たったの10万円ぽっちという、超貧乏企業勤務の薄給のサラリーマンだったというのに。

　これ、とんでもなく恐ろしいことだよな。どうせ現代でも仕組みは大して変わらないのだろう。どうせ今のサラ金会社のアコムの無人の機械でも、同様なのだろうな。

　だから、江戸時代と異なり、現代は歯止めをかけてくれる他人が介在する余地が少ない。てか、いない。みんな機械で、しかも現代はＡＩで自動的に与信枠を算出して、自動的に与信枠を増額してしまうので、歯止めをかけてくれる人が介在しないのだ。

　故に、ギャンブルに嵌り借金道を突っ走ってしまえば、もうそこは転落一直線だよ。

　だからこそ、江戸時代よりも更に現代は、個人の自制心が重要となっているのだ。その証拠に、全国にギャンブル中毒者が多過ぎるからな。

　ちなみに、ギャンブルの借金による自己破産は、裁判所に認められるハードルが高くなるので要注意だ！

　昔の俺も1円パチンコをしていた。んで、今の俺も1円パチンコをしている。が、昔の俺と決定的に違う点は、昔の俺は数万円も一日で浪費してしまっていたのに対して、今の俺は、たったの4000円程度の損失で、とっとと帰宅することだ。その違いは、超重要だ。【ある程度で満足出来て退却可能】な精神状態というのは、個人の財政を健全化する上で必須の精神だ。