事故を起こした者への、ほんのお心づけです。受け取ってくださいませ。
大抵の事故は、油断から生まれる。
いるんだよなあ、普段から危険なことを平気でする奴が。しかもそういう奴は声がでかいので、こちらが何か注意なんてしようものなら、烈火の如く怒りまくるんだよな。
あと、普段と違う行動・行為をした時に、大事故は発生し易い。ＪＲ福知山線の脱線事故も、運転手が遅れを取り戻そうと、いつもよりも遥かに早い速度でカーブに進入したから脱線したんだからな。
いくら後で上司に怒られるからって、乗客を巻き込んだ死亡事故を起こしていい理由にはならないよな。もう運転士としての適正がないのなら、辞めろよ、マジで。
工場のプレス機の事故とか、工場の溶鉱炉への転落事故とか、工場の硫酸タンクへの転落事故とか、本当に慎重にならないといけない場所なのに、同じ作業を何度も何度も繰り返していたら、やはり油断が発生するのだろうなあ。
物凄く危険地帯なのに、油断から、あたかもどうってことはない区画だと思ってしまうのだろうなあ。
俺も色んな工場で働いてきたが、〇〇ゴムの平塚工場内で、でっかい鉄製品をワイヤーで吊る時に、ワイヤーが俺の左手の手袋を巻き込んで持って行った。
俺の指は無事だったが。あああ、今、思い出しても恐怖だ。
その時は、ワイヤーを引っ張る人との意思疎通が出来ていなかった。
俺はその出来事から、その仕事を、その日の内に辞めた。もう無理です。給料も最低時給程度しか貰えないのに、腕や手や指をもっていかれてたまるか！
